小豆島いちご部会発足25周年記念大会

小豆島いちご部会発足25周年記念大会が開催されました。

昭和61年に小豆島で初めていちごが栽培されるようになり、少しずつ生産者が増え

平成7年に小豆島いちご部会が発足されました。そして今年で25周年目を迎えることができました。

5軒の農家から栽培が始まり現在は28軒。ここのところ資材の高騰からなかなか新規で参入が難しい状況もあり、伸び悩んでおりますが、イチゴは高単価で取引され、30代40代の生産者も多く活気のある活動が行われております。とは言え、高齢化も進んでおり、今後産地を維持するため、市場、JA、町とも一体となって対策を練っていくことが必要となってくると思われます。

お話の中で、日本中どこを探しても島しょ部においてこれだけ組織としてイチゴの施設園芸を行い産地としてなりたっている場所はどこにもない。小豆島の農業の中で、いちごは実質的なリーダー的存在である。にも拘わらず認知が低く、過小評価されているのではないか。ストロベリーアイランド構想も立ち上げていくなど、小豆島のいちご栽培の未来に向けて頑張っていきたいと熱いお話も頂けました。

また日本中を沸かせたラグビーワールドカップにも絡めて、「One for all,All for one」一人はみんなのために。みんなは一人のために。別の解釈では、一人はみんなのために。みんなは一つの目的のために。生産者、市場、JA、町。Oneチームとして小豆島のいちごを盛り上げていきましょうとお話いただきました。

また記念講演として、小豆島でも採用している香川式の高設栽培である「らくちんシステム」の開発者もである岡山大学 農学部 環境生命科学研究科 教授である吉田裕一先生をお迎えし、「らくちんシステム開発の経緯とイチゴ栽培の新技術」についてご講演いただきました。

現在のシステムがどのようにして作られてきたのか、その中での小豆島との関わり、またシステムの背景にある栽培理論のお話など、大変勉強になる講演でした。ありがとうございました。

 

さて、いちごの出荷ですがちょうど記念大会の日に合わせて出荷が開始されました。

まだ量が少ないので、お店等で見かける機会も少ないとは思いますが、見かけましたら是非ご賞味下さい。今後じわじわと増えてくると思います。

時代も昭和から平成。そして令和元年のいちごシーズンが始まります!!

どうぞよろしくお願い致します!!

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