小豆島いちご通信 1/20

小豆島いちご部会です。

夏から秋、秋から冬へと季節が移る中で、近年は暦と実際の気候にズレを感じることが増えています。
しかし不思議なことに、大寒だけは毎年きっちりと寒さが重なります。今年も例外なく、一年でいちばん寒い時期に入りました。

現在、女峰はいちばん花から二番花への切り替わりの時期にあります。
あと一週間ほどで二番花が増えてくる見込みです。寒さが最も厳しいこの時期、いちごは生育スピードを落とし、時間をかけてじっくり育ちます。そのため、二番花は一年の中でも実が大きく、味が濃厚になりやすい特徴があります。

一方、恋みのりは出蕾が連続する性質を持つ品種で、収穫が極端に偏りにくく、比較的安定した出荷が見込めます。
ただし昨年前半は、収量をまとめ過ぎてしまい、その反動として中盤以降の収穫量の波が大きくなってしまいました。出荷の安定性を欠く期間をつくってしまった点は、明確な反省点です。

この反省を踏まえ、現在は出蕾と着果のバランスを意識しながら管理作業を行っています。初期に株へ負荷をかけ過ぎないことを意識し、先を見据えた株づくりを徹底することで、シーズンを通した収量の平準化を図っていきます。

一年でいちばん寒いこの時期は、人にとっては厳しい季節ですが、いちごにとっては品質を高める大切な時間です。
この寒さを生かしながら、安定した出荷と品質の維持に取り組んでいきます。