小豆島いちご総合防除協議会技術検討会、栽培推進大会

小豆島いちご総合防除協議会技術検討会、栽培推進大会が開催されました。

総合防除とは、簡単に説明すると、病害虫の防除において、農薬に頼るだけでなく、いろいろな防除手段を組み合わせて、自然界と調和を図りながら病害虫の発生、被害を抑えていく方法をいいます。

今回の技術検討会では、高濃度炭酸ガス処理による、ハダニ、アブラムシ対策の試験とその報告がありました。

以前から苗をトレーごと炭酸ガス処理をすることで害虫を駆除する方法はありましたが、挿し苗前の、挿し穂の状態で炭酸ガス処理をする方法が紹介されました。

栽培推進大会では、3つのテーマで記念講演がありました。

香川県のいちごについて今後の取り組みとして現在小豆島でも進められているICTを活用したスマート農業についての現在の状況と、今後の展開等説明がありました。

いちごの栽培技術開発の動向として、育苗の省力化技術として、早期定植から、本圃増殖の技術が紹介されました。

いちご生産現場の現状として、香川県で栽培されているいちごの主力品種である「さぬき姫」「女峰」の栽培の現状と今後の見通しについて説明がありました。