出荷終了から育苗へ。

令和4年度産の小豆島のいちごの出荷は6/21で終了となりました。

今年度産は、春頃から病害虫の発生に大変苦労したという話をよく耳にするシーズンでした。生産者の皆様は難しい中での栽培、出荷。本当にお疲れ様でした。

そして、販売に関わって下さった関係者の皆様。そして消費者の皆様。小豆島のいちごをご愛顧いただき、ありがとうございました。

さて、私達生産者は、次年度産の育苗に向けて、圃場の片付けや苗の世話を進めています。

生産株を折ったのちに、病害虫を圃場外に持ち出さないように、ビニールハウスを閉め切って蒸し込みを行いました。ビニールハウス内を高温状態にすることで病害虫を死滅さた後に、株を運び出しました。

運び出した後、ピートバッグをマルチで被覆して土壌を太陽熱で消毒します。

真夏の晴れた日は土の温度が50℃くらいまで上昇します。

土壌に残った病原菌等をリセットした状態で次期の栽培をスタートさせます。

育苗の様子です。

小豆島いちご部会では、生産株をそのまま、親苗として利用し、そこから発生したランナーを次期の苗として利用しています。伸びたランナーがナイアガラの滝のように見えることからナイアガラ育苗と呼ばれています。

今年は、例年に比べるとランナーの発生がやや遅れているように感じます。

ランナーの小苗は発根が始まってますね。必要な苗数が確保される見込みが立ってからランナーを親苗から切り離し挿し苗を行います。

令和4年度産のいちごの栽培は終わりましたが、令和5年度産のいちごの栽培が始まり、これから大切な次期に突入します。