月別アーカイブ: 2022年8月

小豆島いちご通信 8/29

◆小豆島いちご通信8/29◆

ようやく熱帯夜が解消されつつある小豆島です。

人にとってもそうですが、イチゴにとってもだんだんと過ごしやすい気候になってきました。

心なしかクラウンの肥大も勢いづいてきたように感じます。

現在、5週目の葉欠きを進めています。同時に定植に向けて苗の選抜、数の確認をしています。今年も厳しい夏でしたが、無事に苗は確保出来そうです。

これからは、花芽分化に向けて窒素中断を行います。

ここ数年、残暑の影響で花芽分化が遅れる、バラつく傾向がありますが、今年はどうなるか。

9月10月の気候がとても重要になってきます。

小豆島いちご通信8/11

◆小豆島いちご通信8/11◆

毎日ウンザリする暑さが続いていますね。

数年前までお盆を過ぎれば秋を感じることができていたように感じるのですが、天気予報を見る限りまだまだそのような気配は見られません。暦では立秋を過ぎているわけですが本当に秋が待ち遠しいです。

育苗の状況ですが、早い苗で挿してから1ヶ月ほど経過しました。

小さなトラブルはあれど、それなりにしっかりした苗になってきました。

定植まで後40日程度となりました。苗にとって厳しい気候が続いています。

病害虫の発生しやすい環境でもあります。

引き続ききめ細かな管理を徹底して定植時に納得のいく苗に仕上がるように努めてまいります。

 

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小豆島いちご総合防除協議会技術検討会、栽培推進大会

小豆島いちご総合防除協議会技術検討会、栽培推進大会が開催されました。

総合防除とは、簡単に説明すると、病害虫の防除において、農薬に頼るだけでなく、いろいろな防除手段を組み合わせて、自然界と調和を図りながら病害虫の発生、被害を抑えていく方法をいいます。

今回の技術検討会では、高濃度炭酸ガス処理による、ハダニ、アブラムシ対策の試験とその報告がありました。

以前から苗をトレーごと炭酸ガス処理をすることで害虫を駆除する方法はありましたが、挿し苗前の、挿し穂の状態で炭酸ガス処理をする方法が紹介されました。

栽培推進大会では、3つのテーマで記念講演がありました。

香川県のいちごについて今後の取り組みとして現在小豆島でも進められているICTを活用したスマート農業についての現在の状況と、今後の展開等説明がありました。

いちごの栽培技術開発の動向として、育苗の省力化技術として、早期定植から、本圃増殖の技術が紹介されました。

いちご生産現場の現状として、香川県で栽培されているいちごの主力品種である「さぬき姫」「女峰」の栽培の現状と今後の見通しについて説明がありました。