月別アーカイブ: 2021年11月

ステップアップいちご塾

ステップアップいちご塾が開催されました。

JA、普及所、若手生産者&新規就農者でこれまでの栽培マニュアルの一歩先へ進めるようにと勉強を進めています。

スマート農業という言葉を聞いたことはありますか?

「スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のことです。」

引用:スマート農業とは、どのような内容のものですか。活用によって期待される効果を教えてください。:農林水産省 (maff.go.jp)

小豆島いちご部会でもスマート農業に取り組んでいます。写真は、全いちご生産者が導入しているらくちんコントローラーの新型です。現在小豆島では5台導入されています。

ビニールハウス内の温度、二酸化炭素濃度、潅水など設定した通りに自動で制御しています。また、ハウス内気温などの観測値はクラウドに保存されてスマホ、PCからどこからでも閲覧できます。(さぬきファーマーズステーション)また、集まったデータを過去に遡って分析することで、これまで以上にいちご栽培を高度化することができます。

小豆島いちご部会では、新型らくちんコントローラー以外にも、環境モニタリングシステムが導入している生産者もいるため、それらのデータを持ち寄って栽培の分析、改善を進めています。

ベテラン生産者、優秀な生産者の栽培技術をデータ化し、共有することで産地全体の栽培技術の高位平準化。また次の世代へ継承する上で有効ではないかと期待されています。

今後、定期的にステップアップいちご塾を開催することになっています。

 

小豆島いちご通信 11/21 出荷開始!!

小豆島いちご通信 11/21 出荷開始!!

おまたせしました!

観察圃場でも出荷が始まりました!

現在、小豆島、豊島の約半数の生産者が出荷を開始しています。

例年に比べて生育が前進しているためか、やや小玉化していますが、味は良好です。濃厚であり、かつ後味爽やか。女峰らしさ全開です。

今後、徐々に出荷量が増えてきます。

店頭でも見かける機会も増えてくると思います。

令和3年度産の小豆島のいちご。どうぞよろしくお願い致します。

令和3年度産 小豆島いちご部会出荷販売会議

令和3年度産小豆島いちご部会出荷販売会議が開催されました。

新型コロナウイルスの感染拡大から、市場、普及センター、JA、生産者と関係者が一同に集まっての会議は約2年ぶりとなります。

小豆地区管内生産状況、販売方針、出荷要領、今後の活動について。

県内情勢、市場情勢ならびに競合産地情勢等の報告、説明があり、協議を行いました。

現在、新型コロナウイルスの感染は減少傾向にありますが、まだまだ今後の情勢は不透明であります。ウィズコロナと呼ばれる新しい生活様式も定着してきたように、これまでの常識も大きく変化しました。時代、価値観の変化に柔軟に対応できるよう、市場、小売り先とも綿密に連携し、産地としての地位向上を目指していきます。

そして、昨日11/8に小豆島のいちご初出荷が行われました。まだ量は少量ですので店頭で出会える機会は少ないかと思いますが、今後徐々に出荷量は増えてきますので、楽しみにお待ち下さい。

令和3年度産の小豆島のいちご。よろしくお願い致します。

 

小豆島いちご通信11/7 摘花

小豆島いちご通信11/7

立冬を迎えました。

暦の上では冬となりますが、まだまだ温暖な気候の小豆島です。

この暖かさで、花芽のバラつきはあるものの、生育は例年よりもやや前進しています。

夜冷処理作型はまもなく出荷が始まります。

普通作型で11月下旬から出荷が始まる見込みです。

観察圃場では、現在「摘花」を進めています。

摘花前の花の様子。

摘花後の花の様子

小豆島いちご部会では、量よりも質を重視した栽培方法がとられています。

摘花もその上で重要な作業です。育ついちごの数を早い段階で制限することで、残った果実に栄養をしっかり届けることができます。

女峰の持っている魅力を最大限引き出してあげられるように、美味しく育ちますようにと心を込めて作業を進めています。